20.5.16

コピーライティングやスピーチの実用書に-本日は、お日柄もよく:原田マハ

OLが選挙のスピーチライターに!? 言葉のもつ限りない可能性をハートフ ルに描いた青春小説。


ロジカルシンキングとか話し方、伝え方、みたいな指南書は世に数多くありますが、小説でありながらそれらの本質を捉まえ、分かりやすく描いているのが本作。amazonのレビューにもあるとおり、ストーリー的にはありふれているが、珠玉のフレーズ(スピーチ)が随所に登場し思わずぐっときます。実用小説というカテゴリーが存在するかは分かりませんが、まさにそんな感じ。広告やPR向け教材としても○。





内容(「BOOK」データベースより)
二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と、気が滅入る27歳だ。けれど、今日は気が滅入るどころの話じゃない。なんと、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴だった。ところが、そこですばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになるが…。